トリビュート!千年王國!! アバウト

トリビュート!千年王國!!
開催にあたって

 コンカリーニョで劇団千年王國旗揚げ作品の「花」が再演された昨年の3月。私、千年王國主宰の橋口幸絵さんとは同い年で、大学演劇時代からの知り合いで、旗揚げのときの「花」も、旧コンカリーニョで何かの用事を縫って無理矢理観たのを憶えています。初演も大変心に残る作品でしたが、再演の「花」は本当に面白くて、旗揚げのときのような初々しさはないかもしれないけれど、役者の技術はかつてより格段に素晴らしく、作品としての完成度の高さでいえば再演の方が圧倒的で。千年王國は新作公演ばかりじゃなくてたくさんある過去の良作を再演していくこともやっていくといいのに、と勝手に思ったり言ったりしたものでした。折しも音楽の世界ではトリビュートアルバムがブーム、千年王國は来年10周年だし、というのも混ざり合って、ひらめいたのがこの企画でした。

 今回、参加してくれることになったintroとプラズマニアが選んだ作品は、橋口さんが今の彼ら(イトウワカナと谷口健太郎)くらいの年齢の頃に書かれた作品です。何をなぞり、何を思うのか、そして演出家としても橋口さんとは対極にある二人がどんな風に作品を仕上げるのか、今からとても楽しみです。

 そして、千年王國は名作「贋作者」の再演です。あの豪華絢爛な舞台美術もそのままに、となるかはまだ分かりませんが、キャストも新たになり、初演を越えるものとして皆様の前に現れるのは間違いありません。

 遊戯祭特別版としてお贈りする札幌劇場祭の目玉企画「トリビュート!千年王國!!」、たくさんの皆様のご来場、心よりお待ちしております。



2009年8月
プロデューサー
小室明子