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    Monthly Column

    コンカリーニョに縁のある人々による月替わりコラム


    「わたし達は元気です。」

     今年も異常な熱帯夜が続く2008年の夏、私たちは相変わらずの芝居三昧の日々である。最近、「40年ぶり」に青山学院大学全共闘時代の元友人達に芝居の案内状を出した。流山児★事務所25周年で唐十郎、寺山修司作品を連続上演するという《アングラの原点》を見詰める企画を同世代の嘗ての戦友達に観てもらおうと思ったからである。

     68年、劇団状況劇場によって新宿花園神社の紅テントで上演された唐十郎作『由比正雪』は私が21歳でプロデビューした記念すべき作品もある。紅テントは『由比正雪』上演後、花園神社を追われた。その後69年正月、新宿西口公園でテント公演を機動隊の包囲のもと強行、唐十郎らが公園条例違反で逮捕された。観客の中に当時渋谷のキャンパスのバリケードにいた35人の青学大全共闘の紅テント防衛隊がいた。だから、というわけじゃないが『由比正雪』の案内状を送ったら、多くの友人達から「芝居観に行くよ」という有り難いご返事が数多く届いた。

     団塊世代が一挙に還暦を迎え、でもって地球は到るところで悲鳴を上げ、世界はどうしょうもない残酷さで「悲劇」を繰り返している2008年、北京ではオリンピック、グルジアでは爆撃。でも、私は相変わらず、早稲田でアナクロニストよろしく「孤立を恐れず連帯を求めて」「敷石の下は海だ!」「特権的肉体論とは?」などのたまいながら、戦う!熱い!歌って踊る唐・寺山アングラ芝居!の稽古中。「演劇団」を1970年青学大全共闘のメンバーで旗揚げしてから《40年》、気が付けばノン・ストップで300本以上の作品を作り続けていた。1983年寺山修司の遺作となった『新・邪宗門』上演後その演劇的意志を引き継ぐべく「流山児★事務所」の活動を開始し、あっという間の《25年》の時が流れた。アングラというカネにもメイヨも求めないにんげん達の「えんげきの楽道」をわたしたちは征(ゆ)く、それもゆったりと。

     平均年齢56歳の中高年劇団=楽塾は12年目にして新人も加わり20人近くの大所帯になり来夏8月スズナリ公演が決定した。また、3年期間限定の平均年齢80歳の高齢者劇団=パラダイス一座は来冬2月、本多劇場解散公演『続々・オールド・バンチ』これ又、秋には稽古開始である。劇団の枠を超えて演劇を愛する国内外の様々な人々の集う「アジアの演劇の梁山泊」となるべく活動をわたしたちは真摯に続けている。わたしたちは演劇でしか出来ないことを、世代を超えて繋がれる場所を、真の自由を求めて気軽に国境も民族も越えられる「何も持たざる」アングラ民族なのである。

     

     そんなヤツラがJapanの北の梁山泊=札幌コンカリーニョへと今秋9月に向かう。コンカリーニョ初見参作品は香港演劇人とのコラボレーション『狂人教育』。何処にもない「世界演劇の地平」にあるサイコーの「暗黒☆歌劇=アングラ・オペレッタ」を自信をもって創り上げ東京から持っていきます。待っていて下さい。わたし達は元気です!!

    流山児 祥 Ryuzanji Sho

    流山児 祥(りゅうざんじ しょう) 流山児★事務所主宰・俳優・演出家。 日本演出者協会副理事長。1970年 「演劇団」創立以来第二次小劇場世 代のリーダーとして国内外を爆走中。 演出作品は250本に迫り、国際的 評価も高い。中高年劇団=楽塾、高齢者劇団=パラダイス一座(倉林誠一郎賞受賞)などセカンド・ライフの演劇運動を先駆的に展開し注目を集める。

    コンカリーニョ・高橋正和のつれづれコラム


    つれづれなるままに書いてみると・・

     迷ったときはやるのさ。身体はきついし、精神的にもやられるし、モチベーションも落ちたりするし、そして失敗することもあるし、周りに迷惑をかけたりもするし・・・。どんだけ落ち込んでもいいし、ただそこで自らの限界を感じてもそれは「今」の自分の限界にしか過ぎないのだから。人は年を取る。だからどうした! 年を取れば取るほどやんちゃにいきたいな・・と思う。「やばい、このままいったら潰れるぞ」とかれこれ何年思っているのかな。その割にはたいしたことが出来ていない自分は確かにふがいない。脳内メモリーが足りないよ。増設できないものかなんて思っても無理なはなしで・・例えば記憶力の低下は歴然としていると感じる近年ではありますが、それを補う何かはきっと確実に育っているはずだ!・・・多分・・きっと・きっとね。

     自分にとっての新しい何かに手を出すことは億劫なのさ。どんどん億劫になってくる。それをやらずに朽ちるよりやりっぱなしで折れるほうがいい。「迷惑なことですねぇ。」「まったくだ。」と自問自答。迷惑をかけるなら納得させるだけの迷惑でありたい。なんでもね・・。

     えーと、怠けることも必死で何かをやることも、あるレベルを超えると納得できるのですよ。そのレベルに至ること・・・死んじゃうまでに到達することが出来るのか・・よーし怠けるぞ・・。

     今住んでいる家で甘味処をやりたいなぁ。とかね・・これは怠けることではないな。怠け者に見えるかな。

     先日、家で友人の裸婦画展がありました。ちなみに高橋宅の家の鍵は自分以外に3人持っていて、やたらと風通しがいい? 自宅になっております。帰ると「お帰り」と誰かの声。何でそんなこと?! !!おもしろい!!からです。

     こんな人生もあり。そんな家もあり。何でもあり。

     但し書きがつきます。「明日には全然違ったことを言う自分が居るかもしれない」それもありなのさ。それでも大丈夫・・何が??・・な・・意味不明・・・また明日・・・・んじゃ・・。

    たかはし・まさかず

    1961年生まれ。インドにて瞑想中、「光ある仕事に就きなさい!」という観音菩薩からの啓示をうけ舞台照明家を志す。自然と人智の結晶、石造りの旧コンカリーニョの設立・運営に携わり大いなる大地・そのGreat Energyの恩恵の元、魂の平和を求め人生という名の「旅」を続け現在に至る。NPO法人コンカリーニョ理事・舞台照明家・愛称まこし。

    劇場通信|Vol.21

    2008 年 9 月 1 日発行

    発行:NPO法人コンカリーニョ デザイン:3KG 編集担当:小室明子

    Special Thanks:

    A Picture

    一枚の絵

    池田 蔵人 IKEDA KURANDO

    1975年、羅臼町生まれ。札幌在住。アニメーション制作や、webコンテンツ制作を手がける「concent」のイラストレーター。北海道日刊スポーツ新聞社40周年記念キャラクター「ぽたりとうるる」、デジタルアニメーション「ヘイ!ヘイ!シュルーム」のキャラクターデザインを担当。 concent webサイト http://www.warpscoop.co.jp/concent/